2013年1月6日~12日にアメリカへのInternational Survey Tourが実施されました。
茗溪学園中学校高等学校スーパーサイエンスハイスクールの研究開発課題「国際的最先端科学者養成を指向した科学研究能力育成中高一貫カリキュラムの開発」の3つの柱のひとつ、Global Programに「世界のトップクラスの研究者から講義を受けたり、研究室を見学する体験活動を用意する」取り組みとして「International
Survey tour」というプログラムがあります。
この研修でのねらいは、雄大で複雑な地層形成や過酷な乾燥環境に適応する生物種という興味深い題材をもとに、英文資料による事前研修と英語による現地調査研修活動、大学での受講、事後英文報告書作成を通して、科学を英語で思考しディスカッションする体験をさせ、英語を科学に応用する力、科学において英語を活用する力を有効に養えることを実証する機会のひとつとする、というものです。
(1)デスバレー国立公園における生物学・地質学調査
・アッシュ・メドウズ国立野生生物保護区において、乾燥環境に適応する生物種の構造的特徴を体験的に調査し、科学的に考察する。
・海抜下86メートルの乾燥低地高塩分湖沼に生息する生物種の構造的特徴を体験的に調査し、科学的に考察する。
・ベイスンアンドレンジのような地形がどのような造山運動のうえに形成されたのか、複雑な地形の形成された現場を調査し、科学的に考察する。
(2)州立カリフォルニア大学サンフランシスコ校における科学講義
・現地大学教授・教官による脳神経生理学などの科学関係の講座に参加し、受講する。終了後に講義内容に関する質問を行い、ディスカッションを行う。
・現地大学の研究室を訪問し、世界で一流の研究がなされている研究現場を見学する。